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トラック業界裏話
多重下請けが悪いのか?
2025年3月10日
『取引の適正化を阻害する』『実運送事業者の運賃低下の要因となっている』などとして、多重下請けに対する批判が多いが、必ずしもそれが悪いことだとは思えない。
自社が出した輸送依頼の案件が周り回って『半値で自社に戻ってくる』という作り話のようなケースも実際にあることは事実だが、運送会社にとっては『嫌なら運ばない』という選択をするだけだ。何重の下請けであっても、実運送会社は『必要なら運び、そうでないなら運ばない』。
荷主から実運送までの間に『何社が入っているか』が問題ではなく、『荷主が支払う運賃と実運送が収受する運賃の差はどれくらいか』『誰が何%中抜きしているか』という実質を見る方が重要だ。『実務を行わない元請けの大手が最初に2〜3割抜いている』ということであれば、こちらを規制すべきではないか。『1次下請けだから健全』『2次下請けまでは許される』という回数で規制すべき問題ではない。
(札幌市の運送事業者)
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