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  • トラックジャーナリスト中尾真二の「トラック解体新車」

    積載量最大700キロアップ...UDクオンの8リッターエンジン搭載車インプレッション

     

    2019年5月20日 試乗

     
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    UDトラックスが満を持して投入した8リッターエンジンを搭載したクオン。

    ダウンサイジングエンジンの採用と各部の軽量化によって、カーゴタイプで最大700キロの積載量アップが可能だという。

    その車両に試乗する機会を得た。

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    ●メーカー架装モデルは最大積載量14.7トンを実現

    試乗は、茨城県の日本自動車技術研究所(JARI)のテストコース。

    一般道を模した外周路コースと、採石場や工事現場を想定したアップダウンのある悪路コース。

    外周路の試乗車はパーフェクトクオン CGウィングの高積載仕様車。

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    高積載仕様とは、ウィングの構造など架装にも軽量化技術を投入し、最大積載量を競合モデルと比較して最大700キロまで増量できるモデルだ。

    車両総重量は24.95トンで、最大積載量は14.7トンとなっている。

    この車両の架装は日本フルハーフまたは日本トレクスの2社が対応する。

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    悪路コースの試乗車はパーフェクトクオン CWティッパーの高積載仕様車。

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    CGウィングと同様に、専用の架装により車両総重量19.95トン。最大積載量は10.7トンとなっている。

    スペックの数字で10トン積めるダンプトラックということだ。

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    架装は新明和工業と極東開発工業が行い、ハーフパイプ型の荷台と多段テレスコピック式のダンパーが軽量化(=積載量アップ)のポイントとなっている。

    エンジンはどの試乗車も新型のGH8TAを搭載する。最大出力は26.3kW(357PS)/2200rpm。

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    最大トルクは1428Nm(145.6kgfm)となっている。トランスミッションはESCOT-VI。

    8リッタークオンはすべてのモデルがESCOT-VIによるAMT車両という設定になる。

    なお、荷台にはダミーのウェイトが詰まれ、総重量20トンという設定で試乗は行われた。

    ●出すからには競合との差別化を明確にした

    UDトラックスの8リッターエンジンは、すでにボルボグループの海外展開モデル、クエスターに搭載されている。

    そのため、日本で8リッターエンジンはいつでるのか? という声もあった。

    今回の8リッタークオンの発表・発売は、その声に応えるものだ。

    なぜ、日本投入に時間がかかったのか。UDトラックスによれば「まず11リッターのGH11型を完成させることを優先させた。そして、出すからには日本市場や日本の規制にあったベストなものを出したかった」からだという。

    すでに競合他社からは9リッタークラス、中型車では4リッタークラスのダウンサイジングエンジン搭載車が市場投入されている。

    大型トラックでもニーズが高まりつつあるダウンサイジングモデルを出すにあたって、積載量や運転性能で差別化を図る必要があった。

    高積載仕様車は、同社が架装状態で納品するパーフェクトクオンの形で、特装品で軽量化と積載量アップを実現したのはそのためだ。

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    カーゴ、ダンプ以外にミキサー車は新明和工業とKYBの架装による高積載モデルは、容量がそれぞれ4.5立方メートル、4.4立方メートルまで可能だ。

    25トンのローリーでは、タンク容量は20Kリットル(6室)、積載量15.1トンまで(東邦車両製)、粉粒体運搬車は、タンク容量12.7立方メートル、積載量12.7トンまで(極東開発工業)を実現している。

    どれも、業界トップクラスの積載量(取材時)という。

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    ●排気量減をターボとESCOT-VIがカバー

    ダウンサイジングエンジンの場合、やはり気になるのは発進のしやすさ、加速感。そして低回転でのトルク不足だろう。

    GH8は、ターボとESCOT-VIの制御によって、この問題に対処している。

    可変容量ターボが低速から安定したトルクを出してくれる。

    通常の発進、中間加速ならトルク不足を感じることはない。

    ESCOT-VIのシフトアップタイミングもエンジンの特性に合わせてシフトアップ回数を11リッタークオンより少なくしている。

    シフトアップのタイミングが少し遅く、引っ張り気味にエンジンを回す。

    11リッターのクオンに慣れていると、エンジン音が気になるかもしれないが、その分、シフトアップ時の加速ロスが低減される。

    もともとESCOT-VIのシフト制御のスピードは高速でロスが少ないが、この違いは坂道での発進、シフトアップでとくに感じた。

    他社のAMTは坂道ので加速とシフトアップでもたつくものがある。テストコースの上り坂でもスムースなシフトアップでトルク抜けは最小限に抑えられていた。

    排気量が下がると補助ブレーキの効きも気になる。

    排気ブレーキのレバーは4段階あり、3段と4段では、オートシフトダウンとの併用で減速力を高めている。

    補助ブレーキレバーを3段以上にすれば、自動的にシフトダウンも行われ、安心感のある減速が得られる。

    試乗した感じでは、エンジンの排気量が下がっているので、シフト制御は全体的に高回転に寄せているようだ。

    高速道路などでの巡航運転での影響は少ないだろうが、一般道や幹線道路、アップダウンのある道では、燃費や排ガス規制関連の消耗品に注意が必要かもしれない(マニュアルトランスミッションより悪くなることはないと思う)。

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    悪路コースは、比較的整地された状態だったが、土手を上り下りする部分があった。アクセルをしっかり踏んでやれば普通に上っていく。

    下りは補助ブレーキを4段まで効かせればフットブレーキに頼る必要はなかった。

     
     
     
     
     

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