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    「非効率な商慣行」の見直しが必要なのは誰?

    2024年5月1日 2024年問題

     
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    2024年4月30日、改正物効法・貨物事業法が成立しました。     いわゆる、「新物流2法」   どんなことが改正されたのか簡単にですがまとめてみました。    

    改正のポイントまとめ

      今回の改正には3つのポイントがあります。   まずひとつ目、「荷主」と「物流事業者」の両方に関わる改正点をまとめてみました。       こちらの荷主・物流事業者は共に「一定規模以上」という条件が付けられています。   今の段階では「一定規模」が何を指すのかはわかりません。   資本金なのか従業員数なのか取扱い物量なのかは定かではありませんが、一定規模以上の企業と指名されれば改正ポイントに従って義務化された内容を滞りなく進めていかなければいけなくなります。     そしてふたつ目。   これは物流事業者のみに課せられる義務。     この規定も「一定規模以上」の物流事業者に限られます。   そしてみっつ目。   これは軽四事業者に対する規制的措置で     となっています。   軽トラック事業者には「一定規模」などという記載はないので、全ての事業者に対しての改正となります。    

    改正の目的は?

      言うまでもなく、2024年問題を背景とした運送業の働き方改革の実現であるというのが目的です。   そして、その一つに「非効率な商慣習」の見直しが入っています。   はい、もうここで私の中のスイッチ入りました。   ちょっと待て。 非効率な商慣習って何?   現状の商慣習の中で「非効率」とされているもの洗い出してこか?   ほんまにええの?   はい、わかりました。じゃ洗い出していきまーす。 ってことで非効率とされているであろう事案を1つずつ上げていきます。  

    非効率な商慣習、と言われている事案

        非効率と言われている事案① 【荷待ち時間=待機時間】   もう7年くらい前からずっと言ってますけど、   誰も待ちたくて待ってるわけじゃないです。早く積んで、早く卸して次行きたい。   休みたい。   ゆっくり余裕を持って走りたい。   ギリギリのリードタイムでの発注やキャパ以上の納品よりも「安定輸送」のためのバランス性の高い、受発注システムを組んでいただきたい。   そして、倉庫人員の拡充や機械化による荷役の負担減を目指す取り組みを行っていただきたい。   運送業の問題として多々挙がる「待機時間」ですがこれは運送業が関与できる分野ではありません。  
      非効率と言われている事案② 【手積み・手卸し=バラ作業】   積載率を上げるために隙間なく積んでもらいたい、一つでも多く運んでもらたい。   1度により多くの荷物を運んでもらうために考えられているバラ積みですが   2024年の今、それは効率化から非効率化とされます。   なぜか。   ドライバーの体力消耗が著しいこと、積み方の技術が必要なこと、長時間の作業が理由として挙げられます。   短時間作業を効率化された業務、と呼ぶのであれば作業時間をできる限り短くする荷役の提案を。   そして、この提案は出荷荷主ではなく着荷主側からされるべきであるということをここに記します。   なぜなら、着荷主がBtoB輸送においての最終着地点であり、上位顧客であるからです。   着荷主の納品方法が積みこみに反映されます。   ベルトコンベアで流すからパレット卸しはできないという着荷主にパレットの提案をするのではなく、着荷主側の納品インフラの変更が最優先となります。     もちろんのこと、運送業が関与できる範疇ではありません。  
      非効率な商慣習と言われている事案③ 【ドライバーへの付帯作業】   棚入れ、検品、リフト作業、納品先パレットへの積み付け、仕分け、時にはラベル貼りまで。   様々な付帯作業への無償協力をこなしているドライバーさんがいる現実。   元は「サービスとしてやりますから」と言った運送業側の責任ではあるものの、「付帯作業はできません」「付帯作業には対価を」と言えば「別の会社はやってくれた」という血も涙もない切り口上を聞かされて終わりでした。   この非効率は運送業側で今後交渉を続けていくことによって解消される兆しがあると私は思っています。   ですが、「よそはやってくれていた」ということを今言うお客様がパートナーとして存在するのであればパートナー企業として共存していくことは難しいという判断を下さないといけない岐路に今立っていると思います。   ここは運送業側の覚悟も必要になってきます。  
      非効率な商慣習と言われる事案④ 【紙!紙!紙!の紙至上主義】   未だにFAXが大手を振って存在するのが運送業。   依頼書、受領書全て紙!!紙!紙!紙!   昭和から変わっていない紙至上主義の業界。ペーパレスな世界どこいった?   私は依頼書もエクセルで作ってLINEスクショで送っています。   FAXで対応してほしい会社にはFAXをしますがLINEスクショでええやん、って思っています。そのほうが配車さんからドライバーさんにすぐ送れるしね。   で、もう一つ。紙の非効率部分。   積込みした後に「別住所に受領書取りに行って」とか「納品書取りに来て」ってもうPDFでええやん!っていうやつ。   取りに行く移動にかかる時間、燃料。拘束時間短くしろ、っていうならこういう無駄から省いていく必要があります。  
      非効率な商慣習と言われる事案⑤ 【着荷主自社パレットへの積み替え】   昨日、Twitter(今X)でフォロワーさんや色んなドライバーさんから伺ってめちゃくちゃ多かったのがこのご意見。   せっかくパレットで積み込みしたのに   卸先に言ったら着荷主さんの自社パレットに積み替えろ、という指示。   パレットで積み込みをしたのにバラおろしになる不条理。圧倒的な効率の悪さ。   何のためにJPRがあるかおわかりでしょうか。平原さんがどんな思いでJPRを作ったか。   日本物流の父、平原直さんは 『一拠点内だけでなくその効果をサプライチェーンに波及させるには、発地から中継地を経て着地まで積み替えなしの「一貫パレチゼーション」が必要。それにはパレット規格を標準化=共通化し、同時にパレット所有形態を共有、ないし第三者所有とする「パレットプールシステム」が必要となる』 という考えからJPRを創設されました。   交換経済である運送業において荷姿は貨幣と同じです。   違う種類の貨幣(荷物)があればあるほど混乱し、まとまらない。   スムーズな物流をどうして非効率に戻すのか?   着荷主側のインフラ整備の中に規格統一パレットでの荷役推奨を。 ぜひ、ご検討願いたい部分です。  

    まとめ

      物流に関わる法律に大きな改正が入りました。   そしてその背景には非効率を効率的に、という思惑もあります。   しかし、現状の「非効率」はほとんどの場合、運送業側の非効率要素はありません。   ほとんどが荷主(特に着荷主)の非効率が目立ちます。   2024年問題とは言い換えれば荷主改革問題であり、   運送業の非効率を左右するのは荷主側のインフラ整備に寄与しています。   物流とは運送業だけで成り立っているビジネスではありません。   運送業とそれ以外の産業が「運ぶ」を成立させて完成するものです。   物流の効率化には荷主企業の協力が必要不可欠です。   ぜひとも効率化物流の推進を一緒にやっていただきたいと思います。   今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
     
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