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  • 2024年2月の最新投稿

    外国人労働者と日本の運送業

    2024年2月24日 とら子独り言

     
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    2024年2月22日、ついに特定技能に「自動車運送業」が追加になりました。 特定技能に追加??どういうこと?というのは私も同じなので色々調べてみました。

    在留資格「特定技能」とは?

    特定技能とは国内で働く人を確保することが難しい状況にある産業に一定の専門性と技能を持っている外国人を受け入れる。という在留資格のことです。   外国人が日本に在留するためには、在留資格が必要で【特定技能】も在留資格の1つです。 特定技能をざっくり説明すると   (1)労働力を目的とした資格 (2)同一業務であれば転職できる (3)在留期限は5年~上限なし (4)家族も一緒に来日できる場合がある   そして、特定技能にも種類が2つあります。 ①特定技能1号 特定の産業に必要な相当程度の知識または経験を必要とする技能を要する業務に従事する外国人向けの在留資格 ※在留期限は通算5年 ※家族は一緒に来日できない   ②特定技能2号 特定の産業に必要な熟練した技能を要する業務に従事する外国人向けの在留資格 ※在留期限上限なし。ただし在留期間3年または1年半ごとに更新 ※家族が一緒でもOK   いやいや、ちょっと待って。私在留の意味ちゃんとわかってないわ! ということで3歩戻って「在留」とは何か、ということをもう一度調べてみました。 在留とは一時的(3か月以上)に一定の土地にとどまること。特に外国にとどまり住むこと。(コトバンクより参照)だそうです。   そして、外国に住むためには「目的」と「理由」、つまり資格が必要です。 それが在留資格。(なるほど) 在留資格自体は29種類あり、その中に【特定技能】があります。 私たちがよく聞く在留資格は「技能実習」ですね。   この【特定技能】に政府は2024年4月から「自動車運送業」を追加する方針を固めたわけです。  

    自動車運送業が追加される特定技能は何号?

    先ほども説明した通り、特定技能には1号と2号があります。 すごいな鉄人みたい。(違) 今回、バス・タクシー・トラックの3業務が特定技能1号のみ受け入れ可能になるようです。 そして、業務上必要な技能水準と日本語能力に関する試験に合格した人たちだけがこの資格をもらうことができます。 つまり、日本の運転免許証と日本語が喋れないとだめっていうことなのかなと思います。  

    受け入れ側の準備は?

    働く人たちへのハードルは説明した通りです。 では、受け入れ側の準備はどうか。 現時点ですが、運送業側向けの「外国人受け入れセミナー」だったり「異文化勉強会」なるものは目にしていません。 Googleで「外国人労働者 運送業 セミナー」と調べてやっといくつか出てくるくらいです。 ここからわかることは 受け入れ側には何の準備もせず来たら雇えばいい感という事実。 日本人の働き手が少なくなってきたからその穴埋めのために外国人を雇おう。という単純明快シンプルイズベストな怠惰な考え。の2つです。   外国語を10年学んだ人間として言わせてもらうならば、上記の考えは老害的考え以外の何物でもなく、自分たちは来る人たちの背景なんぞ学ばなくても働いてくれればそれでいい、という超絶排他的な考え方です。   一言でいうと、ダサい。   私たちは日本という島国に住んでいるから体感的に「文化・宗教・歴史・民族」を知ったかぶっているだけで実は何一つ知りません。 「ああ?なんやて?知っとるわい」と思われる方、次の質問に答えて下さい。   ①イスラム教の宗派はいくつありますか? ②アラブ人と対立している民族は? ③アジア圏で一番多い宗教は? ④アジア圏の社会主義国は? ⑤カトリックにおける禁忌事項は?   どうでしょうか。 何も見ずに、調べずに答えられますか? ちなみにですが③の答えは仏教ではありません。しかも仏教はアジア圏で2番目に多い宗教でもありません。 もし仏教だな、と思われたのであればそれは日本に仏教が多いから、という意識が無意識に働いているのです。   つまり、自分の世界軸の中心が日本なのです。 郷に入っては郷に従え、という言葉もありますがまずは受け入れ側が基本的な事項(上の5つの問題レベルくらい)はわかっておく必要があります。 なぜなら、アラブ人を雇ったのに民族的に仲が悪い人を雇ってしまった場合、両者とも会社を辞めてしまう可能性があるからです。 そして、宗教的に禁じられている食べ物や行為をよかれと思って提供してしまい「この会社にいられない」と辞めてしまう可能性があるからです。   せっかく来てくれた外国人をおめおめと辞めさせることのないよう、準備が必要だと私は思うのです。   というか、そもそも日本人を受け入れる際、女性を受け入れる準備もほぼないのに受け入れたはいいけど扱いに困るという会社や社員さんたちを多々見てきているので外国人に限ったことではないんですけどね。   受け入れ側は準備しなくても問題なし、っていうのは本当に横暴ですよ。

    外国人に慣れていない日本人

    私は高校では欧米人、大学ではアジア、欧米、中東、アフリカと他民族の学生と触れて学ぶ機会がありました。 ですが、社会に出て15年以上。 外国人と触れる機会はめっきり減りました。そしてたまに話しかけられるとドキッとします。 それくらい、日本では外国人と触れる場所が少ないのです。 だから急に異文化が現れるとビビります。それくらい免疫がまだないと思っていたほうがいい。 そして人間は急に入ってくる新しい物事に嫌悪感を感じることが往々にしてあります。 自分の気持ちをうまく伝えられないから相手が全く違うことをしている、などは日本人同士でもよくある話です。 そして「あいつは話が通じない」と蚊帳の外にしてしまう、いわゆる村八分が起きます。   こういうことをできるだけ無くしていく必要があるから、自分の言葉で明確に伝えられるような訓練だったり、来てくれる人たちの文化や言葉や歴史、民族、宗教を予備知識として入れておくことが私は必要だと思います。   「一人で仕事ができる!」とか「コミュニケーションが苦手な人でも大丈夫!」なんて求人している時点で受け入れ側の甘さがよくわかるわけです。   運送業はコミュニケーション取れないとできない仕事ですからね。  

    やることが多すぎな運送業

    4月から本当に取り巻く環境が変わる運送業。 新しいことや手近で簡単に数を揃えられることに目を奪われず、長い目で見てお互いがよい環境で働けるような状態にしていければいいなと心の底から思います。   でね、やること多すぎだから無理しないでね。 できることからコツコツと、でいいんです。 まずは自分のことを一番の優先事項に考えて健康第一でお仕事頑張りましょう。
     
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