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  • 2021年10月の最新投稿

    深夜割報道から見えたこと

    2021年10月15日

     

    先日、とある朝の番組で高速道路上のトラックについての報道がされましたね。
    Twitterはもちろん、私の周りの運送業者さんも皆さん関心があったようでいろんな方の意見を聞くことができました。

    私はリアルタイムで見ていませんでしたが、取引先の所長がYouTubeのURLを送ってくれてさきほど見てきました。

    トラックのSA、PA問題は私がこのブログを書き始めたころからずっと問題になっていて、こうしたらいいんじゃないかとかもろもろ考えたりもしていたのですが(よければ過去記事読んでください)そのころと状況は変わってはいないんですよね。まだ。

    「まだ」とした理由は2つ。
    橋本愛喜さんをはじめ、政治家の方や行政の方も運送業の問題解決のために動いてくださっていること。


    それともう一つ大きな理由としては「世間の目」の変化です。
    正直、トラックにフォーカスしを当てた報道についてはどうしても運送業側を「悪者」に仕立て世論誘導をしがちです。
    ですが今回、YouTubeのコメント欄には業界への理解、ドライバーさんたちへの日々の感謝がとてもたくさんあり動画を見る時間よりコメントを読む時間のほうが断然長くなるくらいでした。

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    抜粋した以上にたくさん同じような声がありました。
    こういった内容の動画だと批判が多いのかと思っていたのですが世間の方たちの運送業に対する見方が以前とは違うなと実感しましたね、ほんと。

    ちょっと話がそれました。

    深夜割を使わないといけない理由は会社ごとにあると思いますが、根源としてはやはり運賃の低下が一番の問題ではないかと思っています。
    出荷をする側はいかに安くいってくれるかを第一に考えます。
    ですが、安く安く安くと言えば言うほどどこかにしわ寄せがきます。


    そのしわ寄せが現場のドライバーさんたちへの負担です。
    睡眠時間を削ってまで深夜割を効かせるために運転をする、もその一つ。
    燃料も異常なまでに値上がりし、車両費もバカにならない今、削れるところは高速料金だけ。
    だけどもらえる運賃も下がる一方。


    一体どこまでドライバーさん達は頑張ればええんやろう。
    一体どこまで価格競争のケツ拭きをドライバーさんにさせるんやろう。


    でも結局その流れを誰かが止めてくれるのを待ってたって始まらんのですよね。
    だから私は自分でその流れをせき止めたいしせき止めるために仕事をしてます。
    配車をするということは車両を手配するだけじゃなくて、運送業の流れを変える作業も含まれると思って。


    「〇時回って関西を出発するなら高速料金全線分出してください。」
    という要望を伝えてお客さんも出してくれればそのトラックのドライバーさんは深夜割を気にせず走れるだろうし休憩だってしっかり摂れる。


    そういう成功事例を一人ひとりが作っていけば実績になる。
    その実績が一つのデータになって交渉材料にだってなる。


    交渉ができないんじゃなくて実績がないだけ。
    実績さえあれば数字というデータを作ることができて交渉を進めていくことができる。
    だから実績を作ることは大事。


    運賃が上がれば物価が上がる、すると消費が落ち込む。という謎の論理を聞かされることもありますが運賃が上がってなくても安定して物価は上がってます。
    原料、燃料が上がっているんだから売値を上げないとお客さんだって利益出せませんからね。運賃だけが問題じゃないんです。
    だから私ら運送業の中の人間は安心して運賃上げてくださいって言えばいいし上げてもらえれば現場にも還元できていくはずです。


    出来ない理由を並べるんじゃなくて出来ることから始めていけばもっと現場の人たちは働きやすくなるし現場の人たちがご機嫌だったら私ら内勤も嬉しくなるしどっちもwin-winなので内勤ができることはしっかりやっていこうと思います。

    そんな今日も長距離運行されるドライバーさんたちがいらっしゃいます。
    本当にお疲れ様です。
    くれぐれも事故なく、楽しい週末を過ごせるよう無理されず運行してくださいね。


    どうかご安全にです。

     
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